4月9日にオープンした二本松市歴史観光施設「にほんまつ城報館」に、二本松木工家具協同組合(田中家具が製造担当しました。)から家具類を納めさせていただきました。
二本松伝統家具をモチーフにした展示台は、抽斗の引手金具に明治時代から伝わるデザインのものを使っています。
ミュージアムショップで使用するという事で、開閉しやすいように抽斗にレールをつけたり、移動しやすいようにキャスターを付けてあります。
休憩用のベンチは昔の収納家具である”長持”(ながもち)のデザインとなっていて、座面にはたたみを入れてあります。
飾りではありますが、両端に”棒通し※”の金具も付けて長持の雰囲気を演出しました。
実際の長持と同じく、座面部分を開けると内部は収納スペースがあります。
スツールは正方形のボックス型で黒漆の鏡面仕上げ、こちらも座面にはたたみが入っています。
「家具の町、二本松らしいものを!」という担当者様のご要望でした。
※棒通し=左右側面に付けてある、箪笥や長持を運ぶ際に棒を通して2人で担ぐための金具。運搬が人力だった時代の箪笥に付いていました。
▼二本松歴史観光施設「にほんまつ城報館」
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